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理系頭巾の知見

なんちゃって理系の頭巾が知ったことや考えたことをまとめているブログです。

理系頭巾の知見

大学院の入学試験に合格しました。 〜「マセマ」で受かる院試勉強法〜

はじめに

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皆さんこんにちは、頭巾です。

いやー大学院合格してましたー。

大学名は伏せますが関東にある国公立のT大学です。専攻は物理系。

院試が終わった直後に下の記事を更新していたので「これで落ちたら格好悪いな…」と心配していましたが、杞憂に終わり何より。

lf2.hatenablog.com

上の記事でも書きましたが、僕が受けた院試は筆記試験の配分が全体の2/3以上を占めるものでした。

つまりきちんと勉強しなければ内部でも普通に落ちる試験だったので、万全の準備をして臨み合格しました。

というわけで今回の記事では物理系の大学院に受かるにはどうすればいいのか?僕が思う最適解をご紹介します。

主に対象になるのは物理系の大学院に進む予定で、院試2ヶ月前まで何も勉強していなかった人です。

僕が院試のために勉強したこと

院試のために、というか僕が大学生活4年間で本腰を入れて勉強したのは院試の2ヶ月前だけです。

その2ヶ月間で実践した勉強は次の通り。

2ヶ月といいましたが初めの1ヶ月で上記の勉強は終え、残りの1か月間は殆どポケモンのレーティングバトルに没頭していました。

出題範囲のマセマを何周かして詳解と演習大学院入試問題で仕上げてしまえば過去問の殆どが解けるようになったので、勉強する気がなくなったというのが正直なところです。

本当にマセマはすごい教材だと思います。

大学一年生の頃からマセマで勉強していればバカ正直に講義に出る必要もなかったな、と思うくらい。

大学4年間の講義で学べる物理なんてマセマで網羅されているんですよね。

それくらい講義では基礎的なことしか扱っていないんだと院試の勉強を通して知りました。

もしこのブログを読んでいる物理系の1,2年生の方がいたら、今すぐ物理のマセマを全て何周か読んでしまうことをオススメします。

残りの大学生活が滅茶苦茶楽になるうえに、専門知識を深めることがよりスムーズにできるでしょう。

それではそれぞれ教材の説明をしていきます。

院試の勉強で使用した教材

スバラシク実力がつくと評判の熱力学キャンパス・ゼミ―大学の物理がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!

神教材。めちゃくちゃ優しい。公式の導出方法を完璧に理解して自在に扱えることができるようになります。

統計力学は熱力学の知識が必要なので、必ず初めに読んでおきましょう。

一周すれば十分に理解・記憶が可能な内容なので勉強の息抜きの勉強(?)にもオススメ!

スバラシク実力がつくと評判の演習力学キャンパス・ゼミ

ちょっと微妙な教材です。

力学の超基礎的な問題が一通り揃っているんですが、いくらなんでも優しすぎる問題が多いですね。

しかし裏を返せばこの教材の問題が普通に解けないと院試はヤバいと思うので、自分の実力を把握するのにオススメです。

スバラシク実力がつくと評判の解析力学キャンパス・ゼミ―大学の物理がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!

あまり院試では扱われない事柄も解説されていますが、これを1周して普通の「力学」分野もできるようになれば院試の力学は完璧になると思います。

とはいえ本当に一回やれば十分な教材だと思います。

スバラシク実力がつくと評判の演習電磁気学キャンパス・ゼミ

これも力学演習と同じで異様に優しい問題やあまり院試向けでない問題が多く含まれています。

後に紹介するマセマの電磁気学をやれば十分な気もします。

一応僕は1周しましたが、正直あまり有用だとは思いませんでした…。

スバラシク実力がつくと評判の量子力学キャンパス・ゼミ―大学の物理がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!

量子力学に最初に触れるベストの教材です!

大学の講義で初めて量子力学を学んだときは「は〜〜〜〜?????」という感じでキレそうになりましたがこのマセマの量子力学をやることで全て理解できました。

量子力学の基本的な考え方や数式の処理、問題の解き方がわかり易く解説されていてもう最高です。

井戸型ポテンシャルの問題が丁寧に解説されていて、デルタ関数のポテンシャルも含まれていたのが良かったですね。

院試前に「量子力学?なにそれ美味しいの?」状態の人でも2周すれば殆どの問題が解けるようになります。

量子力学はこれと後に紹介する『詳解と演習大学院入試問題〈物理学〉』で十分です。

スバラシク実力がつくと評判の複素関数キャンパス・ゼミ―大学の数学がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!

分かりやすい複素関数の教科書なんですが、実際の問題を通して理解する人には少し物足りないかもしれません。

解説に対して十分な問題数はあるのですが、基本的な問題が多いため応用問題をもう少し載せてもらえたらより理解が深まったと思います。

最終的に僕は大学の講義で配布された問題の解き直しもやりました。

2周すれば十分に知識が定着すると思いますが、数学はやはり問題をときまくることが大事ですね。

スバラシク実力がつくと評判の統計力学キャンパス・ゼミ―大学の物理がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!

先に紹介したマセマの熱力学を読んだ後に読みましょう。

もし「熱力学?知らんけど統計は別っしょ!w」って感じで読み始めると途中の公式の導出で少し理解が難しくなる所があると思います。

きちんと順序を守って読んでいけば難しい統計力学がスルスル理解できるようにできています。

しかし統計力学は院試のみを考えるとやはり覚えてしまった方が早い単元もあり、僕は3周してようやく自信がつきました。

統計力学もこのマセマと『詳解と演習大学院入試問題〈物理学〉』で院試は仕上がります。

スバラシク実力がつくと評判の電磁気学キャンパス・ゼミ―大学の物理がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!

大学の電磁気学の殆どがこの一冊で網羅されています。

…というのは言いすぎかもしれませんが、正直マクスウェル方程式を自分で全て一から導出し、その物理的意味を説明できるようになれば電磁気学の問題は自然に解けるようになります。

このマセマの電磁気学を3周すれば、どんな問題に当たっても自然に必要な公式が頭に浮かぶ状態になります。

こと院試に限ってはまずはこのマセマの電磁気学を完璧にすることが大事でしょう。

先述したようにマセマの電磁気学演習はあまりやり込む価値があるとは思えませんが、こっちの教科書はやり込み必須です。

詳解と演習大学院入試問題〈物理学〉

院試が近づいたらまずはこの教材を購入し、適当な分野の問題を解いてみることをオススメします。

問題を見て解放が頭に浮かぶようであればその分野の勉強は必要ないと思います。

逆に単元の最初にまとめられている公式集を見ても「は?」としかならない場合はマセマで勉強してから解きましょう。

この問題集の良い点は「問題数が少ない」という点です。

各物理の分野ごとが「基本例題×2+問題×8」という構成になっていて、各分野の定番問題が網羅されていると思います。

個人的には力学・統計・量子力学は普通、電磁気学が少し難しい⋯⋯といった印象でした。

院試直前に周回して答えを覚えてしまった状態にまでなれば、もう院試は合格でしょう。

おわりに

「院試に落ちたら無職だ…」と勉強を何もしていなかった院試2ヶ月前にはとても焦っていましたが、しっかり勉強をして自信をつけることができました。

結局「マセマ」が院試対策として優秀すぎるという話なんですが、もっと前に院試関係なく手をつけておくべきだったなと思います。

以上、『大学院の入学試験に合格しました。 〜「マセマ」で受かる院試勉強法〜』でした。